筆界特定とは
筆界特定とは、新たに筆界を定めることではなく、実地調査や測量を含む様々な調査を行ったうえで、もともとあった筆界を筆界特定登記官が明らかにすることをいいます。筆界を特定するための制度としては、筆界特定制度があります。筆界特定制度を活用することによって、公的な判断としての筆界を明らかにすることができるため、隣人同士で裁判 をしなくても筆界をめぐる問題の解決を図ることが可能となります。
筆界と境界の違いについてですが、筆界は登記により公示されている土地の境目を表すもので、境界は土地の境目全般を表すものという違いがあります。
主にどんなときに必要？
/メリット
隣人とのトラブルになったとき
- 隣接土地所有者などの立会は得られたものの筆界についての争いがあるとき
- 捜索したのにも関わらず隣接土地所有者の行方がわからないとき
- 筆界がどこだか分からないとき
- 分筆登記や地積更正登記のために必要な隣接土地所有者の立会の協力が得られないとき
このような場合には筆界が確定しないままで手続を進めることができないため、筆界特定をする必要があります。
作業の流れ
❷事前調査
❸現地確認
❹筆界特定の申請
❺筆界特定登記官による審査
❻筆界調査委員による調査
申請人や関係者に対する事情聴取や土地の測量、周辺の実地調査などが行われます。当事務所では、調査に必要な資料の作成などを行います。
❼筆界調査委員による意見の提出
❽筆界特定登記官による筆界特定
必要書類
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